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経理

【一人経理じゃないですか?】~一人経理のリスクと対応~

会社の経理業務を一人でこなす、いわゆる「一人経理」。
 
一人経理状態の会社は意外と多いのではないかと思います。
・・というのも経理などの管理業務は、非生産部門です。非生産部門についてはどうしても後回しにされがちだという傾向があります。(御社はいかがでしょうか??)
 
しかし従業員を複数名抱えている中、経理が一人で全ての業務をこなすのは簡単ではありません。
一人経理の方は仕事ができると言えますし、すごい事です。
ところが、この状態を「放置する」ことがリスクに繋がる可能性があります。
 
今回はどのような面でリスクに繋がる可能性があるのか、そしてこの状態から抜け出すためのヒントについてお伝えします。
 

考えられるリスク

 
幅広い業務による業務過多
一人経理は経理の業務だけでなく労務や総務の業務まで担当することが多いため、幅広い業務が求められることがあります。ここで一人経理のまま会社が大きくスケールした際には各業務の量が増えます。
業務量が増えると確認不足によるミスが起こる可能性が高まります。
さらにミスを未然に防ぐためのチェックなどにより多忙すぎて休めない・・といった悪循環に陥る可能性があります。
 
不正行為
一人に権限が集中すると不正行為のリスクが高まり、チェックする人がいないとその不正行為の発見も遅れてしまいます。
自社の社員を信じたいところですが横領などのニュースを見ると、経理担当者による犯行が多いです。事前に不正行為ができないよう整えることが必要です。
 
こちらに話題になった横領事件5選がまとめられています。
ご参考に・・
(こういう事件簿が好きなのは私だけでしょうか?)
https://www.manegy.com/news/detail/7846/
 
退職、病気などのトラブルの対処が難しい
もしも経理担当者が病気や事故、退職などで突然業務ができなくなったとしたら・・
会社の経理業務が滞ってしまいます。
経理担当者がいない分カバーしようと動いても、各業務工程に対して会社独自のフローになっていることが多いので、カバーできない状況やエラー・ミスに繋がる可能性あります。
 

 

抜け出すためのヒント

 
作業効率を上げる
一人でこなす業務量には限界があります。その状況を打破するために業務プロセスを効率化しましょう。
業務の効率化としてクラウドの会計ソフトや給与計算ソフト、経費精算ツールなど、経理担当者の負担を軽減するサービスは多くあります。
費用は掛かりますが導入によって業務がスムーズになるのであれば、検討の価値はあると思います。
 
経理業務の見える化
経理業務の内容を担当者しか知らない状態ですと、不正行為のリスクやトラブルで他の人が対応する際に業務をこなすことが難しいという問題が発生します。
見える化するには、2つの方法があります。
 
1つめ、マニュアルを作成
急にマニュアルを作成するのは難しいため、加筆や編集を重ねることで完成度を上げていくことを目指していきましょう。
編集をしたら経営者と確認をする・・などのルールを定着させることで業務の標準化につながり、属人化の解消に向けた第一歩が踏み出せるはずです。
 
2つめ、ワークフローを策定
ワークフローの中に、社長決済や上長決済を行うことで振り込みが完了する。等の一人経理で完結しないフローを構築することで不正行為を未然に防ぐことができます。
また、ワークフローを確認しながらマニュアルを再設計することで、自然と業務効率化も見えるようになってくるはずです。
 
経理のアウトソーシング
経理業務のアウトソーシングを利用して、人手を増やすことも一つの方法です。
アウトソーシングサービスを提供している弊社では1社のクライアントに対して2名以上で担当するという特徴があるため、確実に業務の属人化を防止することができます。
さらに、業務を外部に切り出すタイミングで業務内容の見える化も同時にできます。
通常業務を進めていくだけでなく業務効率化についても相談ができるため、環境の改善にも大きく役に立ちます。
 

 
まとめ
 
一人経理を続けることは、リスク管理の観点から見て避けるべきです。
経理業務を振り返ってみて、会社に一番合う選択肢を選べると良いですね。
経理のアウトソーシングサービスはもちろん、経理業務のコンサルティングもできますので、お問い合わせください😊

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