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経理

【AIが進化する時代】経理の仕事はどうなる? 自動化される部分とされない部分

「AI失業」は本当に起こるのか?
 
「AI失業」という言葉はご存知でしょうか?
 
2015年に発表された野村総研の研究結果によると、10~20年後に日本の労働人口の約49%が付いている職業において、AIが代替可能だそうです。
https://www.nri.com/-/media/Corporate/jp/Files/PDF/news/newsrelease/cc/2015/151202_1.pdf
こちらが実際の資料です。興味のある方はご覧ください。
 
この資料の4~5ページ目には、【ご参考】という形で代替の可能性が高い職業と低い職業がまとめられています。
 
ここで経理業務に関係するものとして
・一般事務員
・経理事務員
・人事系事務員
・データ入力係
あたりが該当します。(4つも・・!)
 
弊社のような経理アウトソーシングの会社だけでなく、企業の経理に携わる方もAIの導入が仕事の減少や廃業につながるのではと心配されるかもしれないです。
しかし実際のところ、AIの発展は経理業務を支援するものであり、完全に取って代わるものではありません。
AIに仕事を奪われるのではなく、経理業務の中で自動化できるもの・できないものを知り、AIを使いこなしていきましょう!
 

 

AIで自動化できる経理業務

 
・仕訳作作業
データからAIが文字を読み取り、日ごとに整理をしながら入金伝票や出金伝票などの入力ができます。
さらに定期的な支出や収入のパターンを学習させると、適切な勘定科目に自動的に振り分けて会計仕訳を作成することができます。
 
銀行口座やクレジットカードの取引データを自動的に会計ソフトに取り込めみながら仕訳を自動生成する機能がすでに搭載されているクラウド会計ソフトもございます。
 
・請求書の発行と送付
顧客情報や取引内容を元に、請求書を自動で作成してそれを電子メールで送付することができます。
また、請求書の未払いに対して支払期日のリマインダーを自動で送信することも可能です。
 
・経費精算
時間と手間がかかる割に直接売上に結びつかない経費精算の作業も、将来的になくなる可能性が高いです。
一定のルールに基づいて、経費精算の申請を自動で承認または却下することができます。
しかしルールから外れたり、イレギュラーが多いものについては、人間によるチェックが必要です。
 
 

AIで自動化できない経理業務

 
・経営者の意思決定サポート
企業の経営方針や将来の戦略の立案には、経営者だけでなく経理担当者の経験や知識が必要です。
AIも今既にあるデータを分析して経営者の意思決定をサポートすることはできますが、最終的な判断としては自社の数字をよくわかっている経理担当者の助けがあった方が経営者も安心するのではないでしょうか?
 
・異常な取引の判断
AIは通常の取引パターンを学習して不正を検出することができます。
しかし、全ての異常取引を正確に判断できるかというとまだ難しく、新しいタイプの不正行為や高度なスキームは、人間の判断や経験の方が正確なこともあります。
 
・法改正への対応
法の改正や新しい会計基準へ変更があった際、
経理担当は最新情報を収集した上で、これを自社に適用するかどうかの判断を下すこととなります。
このような判断はAIには難しく、人間の手が必須となります。
 

 
 

まとめ

AIは経理業務の多くを効率化し、自動化することで時間とコストを削減できます。
しかしまだ人間の判断と対応が必要な部分も多く残っています。
単純作業はAIに任せ、イレギュラー対応を人間がする・・というような形で協力することで経理業務はさらに効率的で高品質なものになるのではないでしょうか?
 
弊社は経理アウトソーシングの会社で、多くのソフトやシステムに触れてきております。
作業自動化の可能範囲の検証や、システムの変更により作業効率の改善ができることがあるか等のご相談を頂くと、ノウハウから業務改善の提案などができるかもしれません。
 
ご相談お待ちしております!😊

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